タクシーは国賀海岸から一旦来た道を戻り、坂道を摩天崖に向かって登って行きます。
ひゃ~、やっぱりどえらいトコですわ。
どこまでも青い海。
この先が高さ257mもの垂直に切り立った崖になっているとは想像もできませんなあ。
馬が放牧されてます。
でも、ここには馬よりも牛の方が圧倒的に多いんですわ。
一見のどかなように見えますけど…
摩天崖駐車場からなだらかな坂道を歩いて摩天崖に向かいます。
牛が草を食んでます。
のどかなように見えますが、ここには厩舎がなく、冬の風雪や夏の炎天下時は高い木もないので
避難する場所も影になる場所もほとんどありません。
牛馬たちにとっては非常に厳しい環境でしょうなあ。
これから夏場までが彼らにとっても過ごしやすい時期なんでしょうね。
「あれ、この景色、見たことあるような…。」と思われた方もいるのではないでしょうか。
昨年封切られたSMAPの中居君主演の映画『私は貝になりたい』の冒頭のシーンは、ここ摩天崖で撮影された
そうです。
ロケ地を決めるのに監督が日本中の海岸を周って、ここに決めたのだとか。
遊歩道を登って来るカップル。
国賀海岸から歩いてきたんでしょうね。
最後の部分がかなり急な登り坂でキツイでしょうが、二人にとってはしんどさも忘れる時間なんでしょうねえ。
(別に「うらやましい」なんちゅうことは思っていませんので。嘘じゃないよ。)
実際ここに立っていても
「ほんまに、この先は断崖絶壁なんかいな?」と思ってしまいます。
「タクシーの運転手は2時間あれば、歴史的な場所の見学もできますよ。」と言ってたけど
何の何の、赤尾展望台・国賀海岸・摩天崖の3か所だけでも2時間ではとても足りません。
しかも前の2か所とも予定時間をずいぶんオーバーしてしまってたので、摩天崖では慌ただしかったですわ。
やっぱり、ゆっくり見ようと思えば半日
いや、日の出から日没までここにいても、きっとまだ時間が足りないと思うことでしょう。
-つづく-