「夕食場所はバスで40分ほどです。」
ロッテホテルは釜山駅の近くにあって、夕食場所は地図で見ると、ここからほぼ真東の海岸沿いの高台にあるようだ。
1.8kmほどの高速道路のトンネルを抜けると、どうも南に向いて走っているようだ。
どうやら市内を走るよりも信号のない海上に架けられた広安大橋(Diamond Bridge)を通行したほうが早く行けるらしい。
バス車中、金さんの話を聞く。
ロッテの由来の話やダイアモンドブリッジの話などを聞いているうちに、タルマジキル(月見通り)の坂をバスは登り始めました。
あたりは既に暗くなっていてわかりにくいけど、すぐ向こうは岸壁で海が広がっているようです。
このあたりはデートスポットらしく、カップルがたくさんいてはります。
本日の夕食は焼き肉。
バスを降りて月見道路沿いにあるレストランの3階へ。
カルビをチシャ菜にくるんではパクリ。
ミノを胡麻油のタレにつけてはパクリ。
お肉の追加もして随分と食べて、お腹一杯になったのですが、隣の卓の5人はまだ追加の肉をオーダーし
ております。
今回一緒に旅行したのは20名ですが、その内の5名が30歳代。
まあ、その5名が隣の卓に陣取っており、やはり年齢差を感じてしまうのでありました。
その間、私はというとキムチやナムルをあてに、ビール、焼酎、マッコリをチビチビ(グビグビ?)やっとります。
そろそろ終わりかと思いきや、更に肉の追加注文をする隣卓の面々。
「おいおい、そんなに注文して食べきれるんかいな。」という心配をよそに、きれいに平らげました。
恐るべし30代!
「おいおい、これは一体何を撮ってるんや。」
お叱りのお言葉ごもっともであります。
ビール、焼酎、マッコリのチャンポンがいけなかったのか頭がフラフラした状態で撮ったもので、しかもバスの運転手、かなりのスピードで走らせてはります。
普通、乗用車がバスを追い越していくケースが多いと思うのですが、この運転手、なかなかのファイターで前
方を走行する乗用車をドンドン追い抜いていきます。
運転手が「何人(なんぴと)も、オレの前は走らせねえ。」と言っていたかはどうかはわかりませんが…
ちなみに、これはダイアモンドブリッジを走行中のバスの車内の左側の席から撮ったのですが、右側の席に
座ってたら、海岸ベリのライトアップされた観覧車や街のネオンが撮れたのですが、それが悔しくて、悔しくて。
…とは、いってもブレブレ写真じゃ、結果は同じことかも知れませんけどね。シクシク
ホテルの部屋に戻って少し横になったら気分も良くなってきたので、部屋からの眺めを撮りました。
今度は先ほどの写真ほどぶれずに撮れたようです。
ま、窓の桟にカメラを置いて撮ったし、動いている車内から撮ったわけでもないので当然の結果でしょうね。
その後ふと気づいたのです。
ふだん使っているK-7はISOの上限を800にしているものだから、そのつもりで撮っていたのですが、今回は久々のG9。
ISOの上限が200になってました。
そりゃ、あの暗さで高速で走ってるバスの中から撮ればシャッター速度も上がってないだろうからぶれて当然ですわなあ。
ホテルに到着するとガイドの金美京さんが自分の携帯番号をみんなに伝えました。
「もし何か困ったことがあれば、遠慮なく電話して下さい。例え午前3時4時でもうかがいますので。」
まあ、ツアーガイドという仕事上それも仕事の内なのだろうけれど、誰だってそんな時間に起こされたくないはず。
それをあえて言ったのだから「おーっ!」という声が上がった。
「ただし、その時間帯は化粧をしてませんから、私が駆けつけても『お前は誰だ』なんて言わないで下さいね。」
あはは、ちゃんとオチがついてたのね。
というようり、それを言いたかったがためだったのかも。
まあ、そんなこんなで一日目は過ぎたのでした。
前日の睡眠が少なかったこともあって、まだ9時を少しまわったところだというのに、ベッドにもぐりこんだらすぐ寝ちゃいました。
おそらくベッドにもぐりこんでから睡眠に入るまで1分となかったと思います。