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#1496 カッパのカッピー

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お日ぃさんが、カァ~!

そんなに暑かったら家でじっとしておればいいものを、せっかくの休日やし、最近写真もあ

んまり撮ってへんし…

それで、暑いのを覚悟でやって来たのが…




(※ 画像クリックで拡大)







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JR和歌山線は高野口駅。

いつ建築されたものかは知らないけれど、とにかく旧い駅舎であることには間違いなさそう

です。

ファインダーを覗いてみると、雲っていて見にくいではありませんか。

いえ、ファインダーが雲っているのではなく、目に汗が入って見にくいのでした。

拭いても、拭いても噴出す汗で、目に汗が入って仕方ありません。

しか~し、この暑さ、何とかならんもんですかいのう。

まあ、そんなこと言っても暑さが和らぐわけでもないので、とにかく歩き出すことにしました。

駅前散歩のはじまり、はじまり。



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駅を出ると、目の真ん前にはガラス貼り三階建ての古風な

建物が建っております。

これは、一体なんじゃらホイ。

旅館のようではありますが…



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「なになに、ふ~む、館城葛か。」

「右から読まんかい!」

「あ、なるほど。葛城館ね。」

看板からすると旅館のようでもありますが、各階の雨戸の戸

袋が右端にかたまってますなぁ。

ということは、ワンフロアーが一つの部屋ちゅうことかいな。

個室ではなく大広間みたいになってるんかな。

う~ん、謎です。

近くによって確かめようとしたけれど、前に停まっている白いワンボックスカーが邪魔。

もちろん、車の向こう側に行けばわかるのだろうけど、向こう側に行った途端、中から「いらしゃいませ。」などと言われると断りきれず中に入って。

中に入ったら入ったでちょっとした料理に御酒などいただいて…

「旦那さん、キレイどころを二、三人呼びましょうか。」

「う~ん、そうじゃのう。」

「いらっしゃいませ。ようお越し。」

「苦しゅうない、近う寄れ。」

「私らも御酒いただいてよろしおますやろか。」

「おう、かまへん、かまへん。なんぼでも飲んだらええがな。」

なんてことを言うてるうちに夜も更けて…

「もう、今夜は泊まっていかはったらどうです。」

「ふむ、そうじゃのう。」

てなことを言うてるうちに日が変わり、夜が明けて…

「お勘定、払えましぇ~ん!」てなことになっても困るので結局近寄れず、『葛城館』が旅館なのかどうかはわからないまま。

でも、その建物の感じからして、旅館あるいは料亭のように思えるのですが…



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少し歩くと、何やら不思議な標識が。

標識と言っていいのかどうかわからないけれど、商品名や企業名の類は一切なく、ただ

『カッピー』と書かれたエプロン(腹巻?)をしたカッパのイラストが描かれてあるだけ。

「何やねん、これは?」

町のシンボルみたいなモノなのかいな?

それならそれで『大阪市の木・イチョウ』みたいに、高野口町の動物(といっていいのかどう

か)『カッパのカッピー』とでも書いておけばわかりやすいのだけれど。

ヘソが描かれてあるけど、カッパって哺乳類なの?



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少し歩くと、何やらのぼりがいっぱい立ってました。

おお、これは懐かしきカッパのカッピーではありませんか。

先程のと違って前掛けに名前は入っておりませんが、これは間違いなくカッピー君であり

ます。

(ひこにゃんほど知られていないのは、それほど広告を行っていないからなのかしら?)

「なになに、カッパまつりやて?」

う~ん、よくわからん。

カッパまつりって一体どんなまつりなのか。

頭に皿を乗せて紀ノ川を泳ぐのか・・・

キュウリの早食い競争をするのか・・・

それとも、昔話題になったツチノコよろしく、カッパを見つけたら賞金かなにか出るのか。

(カッパにとっては、いい迷惑ではないか。)

そもそも、まつりの日時が何にも記されていないので、いつ行われるのか全然わからん。

まさか、毎日がまつりってことはないよね。



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「ギョ、ギョッ!」

しばらく歩いていると、またもやカッピーが!

どうやら、カッパのカッピーは高野口町のマスコットのようです。

腹の部分が真っ黒に塗られているのは誰かの悪戯なのでしょうか。

塗料が垂れた状態で固まっていますねー。

ここ高野口町にカッパ伝説があるのかどうかは知らないけれど

紀ノ川を渡った南側の学文路(かむろ)にある刈萱堂には、カッパ(?)のミイラがあって

見ることができるようです。

カッピーの着ているものをエプロン、腹巻、前掛けなどと言いましたが、よく見ると(よく見

なくても)Tシャツのようです。

しかし、なんですなぁ。Tシャツを着てるのにパンツをはかないとは大胆なヤツですな。



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『右・信太神社参道』と刻まれた石塔が立ってます。

中央部分にヒビが入っていて、もたれでもしたら、真っ二つにポキンと折れてしまうんじゃ

ないかしら。

いやあ、それよりも何よりも、道標の前がゴミの集積場になっているのが、何ともやるせな

いです。(「ほんなら、お前ン家の前にゴミ持って行くぞ。」と言われても困りますけど・・・

第一、ウチは高野口町と違いますし・・・)



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おおっ! 跳ね上げ式軒の家とでも言えばよろしいのでしょ

うか。

一軒だけ、一階の屋根が斜め上方に

他の軒を連ねる家々と違って、あらぬ方向を向いております。

ヌヌっ、ひょっとして普段は他の家々と軒を連ねていて、いざ

というときには一階屋根部分が上方に動き出し中からはサン

ダーバード2号(ちょっと古いか。)が現れそうな…

正面まで行って見ると『焼き鳥』の文字が。

ああ、夜になると軒下部分が焼き鳥屋さんになるのね。

しかし、まぎらわしいったらありゃしない。


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しかしまあ、ほんまに暑いです。

じっとしていても汗が流れるくらいです。

それなのに歩き回っているから、このまま行けば干乾びてしまう…というようなこともなく

まあ、そんな暑さなのでほとんど人も歩いておりませんが、たまに見かけた人もこの暑さ

に辟易しているようでした。

高野口駅周辺は、鉄筋の真新しい建物も見受けられるけど、ともすれば昭和に舞い戻っ

たんじゃないかしらと思えるような町並みが見受けられます。


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このような町並みの小さな路地を入ると、何かとんでもない

驚きがあるんじゃないかと、ちょっとワクワクします。

もう、こうなってくると暑さよりも好奇心の方が勝ってしまって

少々の暑さも何のその。

そして、その好奇心を強烈に刺激する町内案内看板を目にし

てしまいました。

もうこうなっては、とにもかくにもその場所に行ってみるしかあ

りません。

何がそんなに好奇心を刺激したかって?

うふふ、それは次回の更新で明らかになります。

「う~ん、いけずぅ~。」

「はいはい。なんとでも言ってください。」


 ※ 画像クリックで拡大します。
by echoes06 | 2010-08-01 00:12 | 和歌山県

写真・イラスト・よもやま話


by おすぎ
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