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#1497 すまぬ、俺と別れてくれっ!

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高野口周辺は、ほんまに昭和に戻ったような旧い建物がたくさん残っていてわくわくし

ます。

錆びついてしまったコカコーラの看板。

木枠のガラス窓。

それにもましてTOBACCOではなくTOABCCOの文字。

AとBが入れ替わってますな^^;

「トアブッコ」って発音するんかいな?

しかも、先頭の『T』が欠落してしまってる。

う、う~ん。ナイスですなぁ。

開いてたら何か飲み物を買おうと思ったけれど、残念ながらお店は閉まっておりました。

というより、そもそも営業しているのかどうかも怪しそうです^^;






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『丸善パーマ』・・・古くからやってるのでしょうね。

『三菱ミ / シン』・・・ああ、看板が割れちゃってますね。

三菱ってミシン造ってたんですね。

知らんかった。

ミシンといえば蛇の目かブラザーしかないと思ってた。

というより、今時、一般家庭でミシンのある家ってどれくらい

あるんでしょうね。

子供の頃、うちにもミシンがあったのを覚えているけれど、

いつの間にかなくなりました。

繕うより新しく買うほうが安い時代だからでしょうかねえ。


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「ところで、前回言ってた好奇心を駆り立てられる場所ってどこ?」

「ここ。」

「ここって、これ何の変哲も無いただの坂道やん。」

「ふふふ、それがただの坂やないねん。」

「どういうこと?」

「この坂道に球体のものを置くと、下から上に転がって行くねん。」

「ウソっ!」

「うそです(笑)。」

「もうっ!(怒)」

ほんとはね、この坂の名前が変わってるんです。

その名も『ババタレ坂』

ウソのようなホントの話。



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はい、これが証拠写真。

この坂道の上で木材を運ぶ牛がウンコをしたから『ババタレ坂』と名づけられたって書い

てあるでしょ。

名前の由来はわかったけれど、もうちょっと違うネーミングはなかったんでしょうかね。

まあ、一度聞いたら忘れへんやろうし、待ち合わせしても間違わないやろうけどね。

「ほな、ババタレ坂の上で10時に待ってるわ。」

「よっしゃ、わかった。」

…てな、もんですかね。

(写真の説明文が読みにくければ、画像内クリックで拡大します。)


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道端に黄色いコスモスが咲いておりました。

コスモスって秋とちゃうのんと思ったりしますが、最近では春に咲くものもあるし、夏に

咲くコスモスがあっても不思議じゃないですかね。

やはりコスモスは秋に咲かなくっちゃと私などは思うのですが…


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懐かしき古き商店だけではないようでして…

ベートーベンが外にも中にも描かれております。

町の医院のようですが、ハッキリとはわかりません。

何か旧い町並みの中にこんなのがあると

妙に目立ちます^^;


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JR高野口駅から、下ってくると高野口小学校に来ました。

何とも懐かしい雰囲気のある木造平屋建ての校舎は、夏休

み期間中に改修が行われているようで、一部真新しい木の

枠組みが出来ておりました(写真右端)

私が通っていた小学校の校歌の中に『甍そびえる学び舎よ』

という歌詞があったけど、町中では鉄筋造りの学校が増えて

きて、木造の校舎を見ると遠い昔を思い出します。

いつ頃の建築かはわかりませんが、きっと昭和30年以前じゃ

ないでしょうか。


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映画『オールデイズ・三丁目の夕日』のロケとしても使えそうな

感じです。

校舎の中にも入りたかったけど、工事中で立ち入り禁止。

薄暗い廊下、むき出しの下駄箱、アルマイトの容器に入った給

食、脱脂粉乳、冬は薪かコークスのストーブを焚くのかなぁ?

(年代がバレてしまいますなぁ)

ふと想像したけれど、木造校舎とはいえ今時それは無いか。


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校舎の中には入れないので、外から校舎の中を覗くと、ガイコツ先生が教鞭をとっていま

した。

「ウソつけっ!」

「あれ、ウソやとバレましたか?」

「今、夏休みやないか。」

「あ、そうでした。」


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「ねえ、行かないでっ。」

「すまん、俺と別れてくれっ!」

「・・・」

「許せ。俺にはやらなければならないことがあるんだ。」

恋愛と志の間で揺れ動く気持ちに葛藤する男。

片腕を切り落としてでも引きとめようとする女。

片腕を切り落としてでも達磨大師の弟子になって

仏教の真髄を知ろうとした慧可大師に迫る迫力です。

(もっとも、元々は腕はあったのでしょうが、長年の風雨にさらされて、ちぎれてしまったものと思われます。)

誰の作かは知りませんが、右の像の顔は悩みに悩んでます。

でも、小学校にある像といえば、たいてい二宮金次郎と相場は決まってるものと思っていたのですが…



 ※ 画像クリックで拡大します
by echoes06 | 2010-08-02 08:17 | 和歌山県

写真・イラスト・よもやま話


by おすぎ
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