奈良市内にはちょくちょく来るのだが、たいていは奈良公園、興福寺、東大寺、春日大社、ならまち辺りの散歩がほとんど。
そんなこともあって今回は東大寺の西側あたりから近鉄奈良駅の北側辺りを歩いてみた。
ゆっくりと歩いているのではあるけれど9月とはいえ気温は30℃近くあるようで、加えて体型のせいもあって汗ばんでくる。
知らないところ、始めてくる場所を歩くのは結構楽しい。
十字路に差し掛かると、このまま直進するか、左折するか、右折するか。
そこが人生の分かれ道…というほど大袈裟なことではないけど、たいていの場合、狭い道を行く方が「おっ」と思えるものに
出会えたりするので、もちろん別の道を通った方がおもろいもんに出会える可能性もあるのだけれど。
狭い路地へと進んでいくと行き止まりになっていて、また引き返す羽目になったりして、同じ道を2度通るのは避けたいとこ
ろではあるが、往路では気づかなかったものが、復路で気づくこともあったりしてそれもまた面白い。
京都では人力車の車夫の人はたいてい若い学生アルバイトのような感じの人が多いが、たまたま出会った車夫の人は結構なオ
ジサンであったり、急に自転車が左折して停車したので何かあるのかとその場所まで行ってみたら何もなかったり、家の前に
ソラマメのような石が置かれてあったり、観光案内所の窓の桟には小さな鹿の人形が置かれてあったり…
やはり、散歩はただ歩くだけでなくカメラを持参に限りますな。
もちろんこれを撮るという目的もないので、散歩のお供はフジフィルムのX30。
そして、散歩終わりに飲むビールはまた格別なのですよ。