光明院

     ① 光明院(1)
d0069495_0425893.jpg

    東福寺の付近には芬陀院や霊雲院など名の知れた塔頭が
   数多くありますが…




② 光明院(2)
d0069495_0483821.jpg 光明院もその中の一つ。
ここはいわゆる拝観寺ではありません。
なので、パンフレットもなければ何のガイドもありません。
知らない人も多いかも知れませんが、私はたまたまJRの駅で見た観光パンフレットの中に小さく出ていた写真が印象に残っていて「いつかは行こう」と思っていました。
開門直後の芬陀院を拝観した後、東福寺境内を通ってここ光明院に来ました。







                       ③ 光明院(3)
d0069495_0571096.jpg 東福寺を出てテクテク歩いたのですが光明院が見当たれへん。
確か東福寺に掲げてあった地図ではこの辺りのはずなんやけどなあ。
で、もういちど東福寺に引き返し、地図を確認しました。
やはり、間違ってない。
ということで、来た道を元に戻るように注意深く歩きました。
周りには住宅が並んでいて、その一画に光明院はありました。






④ 光明院(4)
d0069495_145991.jpg 入り口の門を見て少し落胆しました。
周りの住宅に溶け込んでる
というより、光明院そのものが寺院というより誰かが住んでいる住宅のように思えたからです。
「ああ、パンフレットに載っていた写真はプロのカメラマンが見せるように撮ったもので、ホンマはそんなにたいした庭園とちゃうんかも知れんなあ。」
そんな思いでした。







                      ⑤ 光明院(5)
d0069495_111912.jpg 建物の入り口を入ると、本来は拝観寺ではないためか大きめの竹筒に『志納』と書かれてあります。
その下には『常識程度の拝観料をお願いいたします』と書かれてある。
芬陀院が300円だったので、ここはパンフレットもガイドになるようなものもないので、まあ200円くらいかな。
志納というのは、中々難しいもんです。
たくさん入れて、拝観後「もう一つやったなあ」と思うのも悔しいし
かといって、少ししか入れてないのに素晴らしかったら、申し訳ないし…







⑥ 光明院(6)
d0069495_1243982.jpg そこで考えました。
「ああ、そうか。とりあえず200円入れておいて、良かったら帰りに追加していれておこうっと。」
まあ、すこしセコイかも知れんけどね。
そして、建物の中に入って正面を見た途端、その場に座り込んでしまいました。
体が小刻みに震えて止りませんでした。
薄暗い二間続きの和室の向こうに見える庭園はあまりにも眩しく美しいものでした。







                     ⑦ 光明院(7)
d0069495_132185.jpg 枯山水の白砂が朝日に反射して眩しいくらいでした。
その光が室内に差し込んでいるだけでなく周りの苔や樹木にも反射していて
こんなに鮮やかな緑色が自然界にあるのかと思えるくらい鮮やかです。
時間帯もよかったのかも知れませんが
夕方なら夕方でまた違った表情が見れるのでしょう。
借景の林にはもみじがたくさん植わっていて、「こら、また秋には来なあかん。」と思いました。







⑧ 光明院(8)
d0069495_142489.jpg 日曜日の午前10時ともなると、清水寺なんかじゃもう人ごみでごったがえしてると思われます。
二年坂・参寧坂も風情があって良いのですが、いかんせん日曜日の日中はまちがいなく「ここは原宿か?心斎橋か?」というような状態になっていること必至です。
個人の観光客、団体さん、修学旅行生、外国からの旅行者…。
それに比べて、今この見事な庭園を眺めているのは、私を含めて4人だけです。
京都にこんな穴場があったやなんて…
皆に教えたいような、誰にも教えたくないような…複雑な気持ち(苦笑)







                      ⑨ 光明院(9)
d0069495_1521231.jpg 住宅街の中にあって、交通量は少ないものの前の道路は車も通ってます。
その少し西には国道が通っていてかなりの交通量です。
…が、ここはそれが嘘のように静かです。
風に揺れる木の葉の音しか聞こえてきません。
それに、入り口の感じからは、この中にこんなに広い場所があり
美しい庭園があることすら想像できません。
まるで別世界にいるような錯覚をします。







⑩ 光明院(10)
d0069495_211569.jpg 帰り際、ザワザワと音がして、数人の観光客がやってきました。
どうやら観光タクシーで京都見物をしてはるようです。
タクシーの運転手らしき人が光明院の説明をしたはります。
私はというと『はしたない』と思いながらも盗み聞き。
だって、パンフレットもガイドもないんやも~ん(と、言い訳)
なんでも、ここ光明院は別名『虹の苔寺』というらしい(うん。納得)
作庭はシゲモリなんちゃらという庭師やそうです(そのときは名前覚えてたんやけど忘れてしまいました。また後日、調べておきます。)







⑪ 光明院(11)
d0069495_284881.jpg 京都には名庭園といわれるところは数多くあります。
でも、平日もしくは朝一か夕方閉園近くでないと、おそらく人が多くて、ゆっくり拝観出来ないところが多いのではないでしょうか?
龍安寺の石庭は二度行きましたが人が大勢いたはりました。
銀閣寺では人が多すぎて拝観どころではありませんでした。
金閣寺は平日の開園直後に行きましたが、すでに何十人かの観光客がいたはりました。
そんなことを考えると、ゆっくり好きなだけ拝観させてもらえるこの場所は、教えたくないけどオススメです。
できたら朝早くが気持ちいいです。(開園は確か9時だったと思います。私が訪れたのは10時頃でした。)




※おまけ
  「静かできれいな庭園やったなあ」ということが頭の中を占めていて、帰りに追加の志納を入れるのを忘れました。今度行く時は余分に入れるつもりなので許してもらおうと思ってます。
 それと、老婆心ながら、ここで写真を撮ろうと思ったはる方は、18㎜(35ミリ換算で28㎜)くらいの広角気味のレンズ持っていった方が良いと思います。
私の持っていったレンズは(お気に入りなんですが)35ミリ換算で最も広角側でも40㎜を超えるので、ギリギリ一杯まで下がっても望む画角に届きませんでした(涙)。(もう一本レンズもってくりゃよかったと後悔あとの祭り。)

Pentax K10D with Tamron SP AF 28-75㎜F2.8(A09)
[PR]
by echoes06 | 2007-05-31 02:27

写真・イラスト・よもやま話


by おすぎ
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31