人気ブログランキング | 話題のタグを見る

京都・美山 雪中散歩その5

京都・美山 雪中散歩その5_d0069495_2317281.jpg

唐突ですが、理由あって、今までのハンドルネーム(おすぎ)を使うことに支障が出てくるかも知れなくなってきました。
Milkさんが「まるで現代版弥次喜多道中やわぁ」とコメントして下さってたので、以後、『弥次』と名乗ります。
誠に勝手ですが、よろしくお願いいたします。

さて、前置きはこれくらいにして、しつこくも前回のつづきです。





京都・美山 雪中散歩その5_d0069495_2318534.jpg

美山での撮影も終わりを迎え、raukeさんと共に駐車場に歩いていきました。
往路は気付かなかったのですが、茅葺民家集落の入口付近に『西湖堂』の看板がかかっていました。
弥「あらッ、西湖堂のパンって、まだあるんですか?」
「もう、ありません。」 (キッパリ)
そうやんなあ。でも、店内に入ったらまだ置いてあるかも…という可能性はありません。
昨年から今年と『食』に関しての不祥事が立て続けに起こりましたからね。



京都・美山 雪中散歩その5_d0069495_232039.jpg

雪の中での撮影は、写真撮ってるときは、あまり感じてなかったけど、撮り終えると急に寒さを覚えます。
raukeさんも同じとみえて、
「どこか、喫茶店でもあれば、暖かい室内で、コーヒー飲んで一息つきませんか?」
勿論、私に異論があるわけはありません。
「賛成ッ!。」即答です。
よって、満場一致(二人しかいませんが)で、喫茶店に行くことに決定。

来た道を戻っていきます。喫茶店らしきモノが中々見つからないのですが、少しすると『道の駅・美山 1km』の看板発見。
「道の駅に行けば、喫茶店あるかも知れませんねえ。」
「じゃあ、道の駅に行きましょか。」
「賛成ッ!。」
全員異議なく満場一致をもって、道の駅に行くことを承認可決した(何かの議事録みたい(笑))。



京都・美山 雪中散歩その5_d0069495_23205633.jpg

もう1km以上走行しているように思うけどなあと考えていたら、raukeさんも同じ事を思っていたらしく
「1キロは、もう走ってると思うけど、それらしきモノが見当たらないなあ。」
と呟かはったかと思うと、間もなく『道の駅・←』の看板が。
左折するとスグ道の駅はありました。
早く温まりたいという思いが、1キロの距離を1キロ以上に感じたのかも知れません。

ところが、道の駅に着いてみると、地場の物産販売所と自販機の飲み物があるだけ
喫茶店らしきものは、見当たりません。
しかも、時間が早いからなのかどうかは知らないけれど、物産販売所も閉まってる様子。



京都・美山 雪中散歩その5_d0069495_23213474.jpg

「ワシらはなぁ、寒い雪の中で自販機の缶コーヒーを飲むつもりはないんじゃあ。暖かい室内でゆっくりコーヒー飲んで一息つきたいんじゃあぁぁぁ…。」
などと叫んでみても、道の駅にいるのは我々二人だけ。
「しゃあない、別の所を探しましょうか。」ということになって、道路の向こう側を見るとロッジ風の喫茶店があるではありませんか。
まるで、砂漠のオアシスか、天から天女が舞い降りてきたかのような喜びよう。
ところが道の駅の前の道路を横切ろうとしたら、その向こうに道がない。
グルっと回り道をしなけりゃ、ならないみたい。
要するに四角形の一辺を通ることが出来ずに、三辺を通らなきゃ、そこにいけないようです。
仕方がないのでグルっと回って行くことに。
有り難いことに『OPEN』の札も、はっきりと確認できます。

喫茶店の前まで来ると、室内の電灯がたった一つしか点いてません。
「はは~ん。きっと、店内をあまり明るくしないことによって、山小屋風の雰囲気を出してはるんやなぁ。」
入口の扉を押しても開きません。
「あれッ?引くのかな?」
押してもダメなら、引いてみな…でも扉は開かない。
「Open Sesami!」と叫んだら…もちろん開かない。
窓ガラスに顔をべちゃ~とひっつけて、中の様子を伺うと、店内には誰もいません。
「そりゃあ、ないぜ、セニョール!ああ、なんたるちーあ、サンタルチーア(涙)。」
「閉まってるんやったら、『OPEN』の札を裏返して『CLOSED』に、しておいて欲しいよなッ、ホンマにもうッ!」
ふと、札を見ると、固定されてある。
…ちゅうことは、ここの店が開いてる閉まってるにかかわらず、常に『OPEN』の札が掲げられてるということですな。
これにはraukeさんも苦笑い。
砂漠のオアシスを見つけて近づいてみると蜃気楼だった…そんな感じ。
「閉まってるんなら、仕方がないですねえ。」
意外に冷静で落ち着いてるraukeさん。
いや、ホントは、はらわた煮えくり返ってるんやけど、冷静なふりをしているだけかも。

いや、たぶん、そうだそう。
きっと、そうに違いない。
いや、もう、絶対そうに決まってる!



京都・美山 雪中散歩その5_d0069495_23224599.jpg

「役場の方まで行ったら、あるかも知れませんね。」とraukeさん。
「ほうはほひれはへんへ。」(「そうかも知れませんね。」と言ってるつもり。寒さで顔面が凍えて、うまく喋れない)と私。
それで役場方面に向かって走り出すも、ずっと上り坂でどんどん山の中に入っていきます。
「ホンマに喫茶店あるんやろうか???」と不安に思いましたが、しばらくすると下り坂。
道の両側にも建物が見えてきます。
…が、あるのは自動車の修理工場、郵便局、農協、日用雑貨の店…喫茶店がない。
ええい、こうなったら、覆面して郵便局に押し入って
「騒ぐなッ、温かーい、コーヒーを出せ!」などと言ってみようか…と、さすがに、そんな事は考えません。
ただただ、喫茶店が現れるのを祈るだけ。



京都・美山 雪中散歩その5_d0069495_23233651.jpg

「喫茶店あるような雰囲気がないですねえ。」
「そうやなあ。京都市内に入ってから、コーヒー飲みましょか。」
「そうですねえ。」
などと、話していたら、山の中に突如として喫茶店らしき店が…
でも、入りませんでした。  それは、何故か?

(A) ゲイバーだったから
(B) 喫茶店風のランジェリーショップだったから
(C) ちょっと怪しげだったから
(D) 忘れ物をして美山に引き返す羽目になったから

さて、正解は?
「(D)かな?」
「Final Answer?」
「Final Answer!」

「残念!正解は(C)でした。100万円は没収です。」

あ、話が脱線してしまいました。
まあ、そんなこんなで京都市内に入ってからコーヒーを飲もうということになったのですが…
京都市内には喫茶店がいっぱいあるのに、喫茶店に入りませんでした。
なぜなら…


to be continue
(「おい、今回で最終回と違うかったんかっ!」
お叱りは、ごもっともです。けど、書いてるのがしんどくなってきました。「仕事でもないし、報酬も出ないのに、なんで眠い眼をこすって、こんなことしてるんやろ???
…と、いうことで、次回、最終回です…たぶん(自信ないけど))
by echoes06 | 2008-02-13 00:41

写真・イラスト・よもやま話


by おすぎ
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31