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畑の棚田 ~近江(Ⅰ)~

畑の棚田 ~近江(Ⅰ)~_d0069495_23121931.jpg

こう暑いとやっとれんな~。
そう思い立って、涼しい所に出かけようと計画してみるものの、海外に行けるわけでもなく、夜行バスに乗って富山か北アルプス方面に行こうかと作戦を立ててみた。
冬場ならスキーバスが走っている北アルプスも、この時期は松本までの昼行便か、夜行なら長野まで行かなければならない。
それなら、富山に行くか。
北アルプスは栂池自然園、五竜岳、青木湖、安曇野、大王わさび園と行きたい場所はいろいろあるけれど、富山に行くとなれば雨晴海岸からの白山の眺めだけが目的。
そうなってくるとお天気が非常に問題になってくる。
どうしようかな~。迷いに迷った挙句、富山行きのバスを予約しようとしたら既に満席。
ありゃりゃ、腰を上げるのがちょいと遅かったようで…。
JRの駅に置いてあったパンフレットに伊吹山が載っていて、麓との気温差は10℃以上と書かれてあった。
よっしゃ、伊吹山にしよう。
だけども、これもお天気が問題。
いろんな高山植物は見れても、霞んでいたら山頂から琵琶湖が眺められん。
というわけで、長浜で1泊してどちらか条件の良い日に伊吹山に行くことに決定!
 



 
畑の棚田 ~近江(Ⅰ)~_d0069495_23313781.jpg

夜明けと共に出発するも、かなり霞んでる。
こら、伊吹山は明日にして、今日は時計回りに琵琶湖をまわることに、途中『白髭神社』に寄ってから『畑の棚田』に行くことにしました。
ひとりで行くのなら電車とバスがいいのでしょうが、出発時間が早く、しかもどこに行くかちゃんと決めずに行くというええ加減さ。
決まっているのは、長浜の宿だけ。
まあ、そんな訳だから『畑の棚田』に行こうと車を走らせながら思っても、行く道がわからん。
確か朽木のあたりやったように思うけど…
 
 
 
畑の棚田 ~近江(Ⅰ)~_d0069495_2340348.jpg

途中で道の駅があったので、パンフレットをもらうことに。
ところが、パンフレットを見ても『畑の棚田』なんて載ってない。
ちょうど休憩所でパネル展をしていたので、コーヒー飲みながら展示作品をボーっと見てたら、な、な、なんと畑の棚田の写真があるではないですか。
だけども、場所がわからん。
道の駅で働いてる人を呼んできて聞いてみた。
「あのう、この写真の棚田に行くにはどういったらいいでしょうか?」
「あ、畑の棚田ね。もう稲がだいぶ成長しているから、秋に行った方が良いと思いますよ。」
…答えになってない。いつの季節が良いか聞いてるんとちゃいます。
「いや、それはわかってるんですけどね。行き方を教えて欲しいんですわ。」
「そうですか。では、ここを出て北に向かって走ると近江高島駅の標識と併せてガリバー旅行村の標識があるのでそれにしたがって行ってください。」
「はあ。」
「山道の途中で斜め左にガリバー旅行村という看板が出ているので、そちらに行かず、そのまま直進して下さい。道が途切れたところが『畑』です。」
「あ、どうもありがとうございます。」
う~ん、琵琶湖を見下ろすところに棚田はあるものと思っていたけど、どうやらだいぶ山の中みたい。
まあ、いいわ。のんびり行くとしますか。
 
 
 
畑の棚田 ~近江(Ⅰ)~_d0069495_23585140.jpg

教えてもらった通りのんびり走っていると、後ろに2台の車がピタリと着いてきた。
追い抜かしてもらおうとスピードを少し緩めても追い抜く気配がない。
少しスピードをあげても、ピタリと2台の車は着いてくる。
「変な奴ら。ま、気にせんとこ。」
斜め左、ガリバー旅行村という小振りの看板を尻目に走っていると、車が走れそうな道路が途切れ、目の前には見事な棚田が広がっていました。
 
 
 
畑の棚田 ~近江(Ⅰ)~_d0069495_044167.jpg

車を降りると、後ろから着いてきた車の中からカップルが・・・
「あのう、ガリバー旅行村に行かれるんじゃないんですか?」
「え?違いますよ。ワタシはここの棚田を見に来たのであって、ガリバー旅行村には行きませんよ。」
「え~、そうなんですか。この道を通る車、特に他府県ナンバーの車は、普通ガリバー旅行村に行くでしょう?」
・・・それって、ワタシは普通じゃないってこと???
「ガリバー旅行村に行くのなら、来た道を戻って途中のY字路を右に曲がれば行けるはずです。
標識も出ていますから。」
どうもワタシがガリバー旅行村に行くものと勝手に解釈していたようで、標識があったのにも気付かなかった様子。
 
さて車を降りると、山の中腹辺りまで棚田が広がってます。
その昔は頂上付近まで棚田は広がっていたそうです。
それにしても、まだ午前7時台やというのに、とても暑い。
5分も坂道を歩くと、玉のような汗がダラダラと流れてきます。
ミネラルウォーターか麦茶が欲しい…と思っても、ここは観光地ではなくここに住む方たちの生活の場なので自販機らしきものも見当たらず。
カメラにも汗が落ちます。
ああ、防滴仕様でよかった~。
 
 PENTX DA16-45mm f4 ED AL/PENTAX DA55-300mm f4-5.8 ED
by echoes06 | 2008-07-07 00:19

写真・イラスト・よもやま話


by おすぎ
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