日も暮れかかってくると、黒壁スクエアあたりの道にも灯が点り出しました。
全く知らなかったのですが、今日は縁日のようです。
長浜御坊・大通寺に向かう道も、明かりが灯され親子・友人・カップル(アベックともいう。ネ、Rさん(笑))いろんな人たちが御坊と長浜の町に繰り出してきました。
ここはまだましなのですが、大手門通りのシャッターが下りた商店街の両サイドには屋台が並び、身動き取れぬほどの混雑。
写真どころではありません。それよりカメラが壊れないかとヒヤヒヤドキドキ。
混雑を避けて少し道をそれると、ガラス工芸品の店が…
ホントにガラス関係のお店が多いように思えます。
店に入らなかったのかって?
入りませんでした。
今日はもう運転することはないので、アルコールも入ってるし、買いもしないのにショップに入って、棚の製品を落として割れたりしたら大変ですから。
専らウインドウショッピング。
店内からジャズが流れてます。
ジャズ喫茶か何かかなぁ~。
でも、なにやらアンティークな商品を売ってるお店みたいな感じですが…。
表に回ってみると、ピアノマンが…
「へい、そこの君、何かリクエストはないかい?」
「へ、ワタシでっか?」
「そうだよ。君以外に誰もこっちを見てないじゃない。」
「じゃあ、河内音頭を。」
「何、言ってんだい。ぼくはジャズマンなんだぜ。民謡なんかリクエストされちゃ困るなぁ。それに、ここは近江の国だぜ。河内音頭はなかろう。」
「あ、それもそうね。じゃあ、ゲゲゲの鬼太郎。」
「あのね、ボクはジャズマンだって言ったのが聞こえなかったのかい?」
「ゲゲゲの鬼太郎をジャズ調で…ダメ?」
「ダメ!」
「だったら、どんな曲ならできるのさ。」
「スタンダードなら何でもOKさ。」
「あ、そう。じゃあFly me to the moon」
「悪いね。それはレパートリーにはないんだよ。」
「スタンダードなら何でもって言うたやない。」
「他の曲にしてもらえるかな。」
「しゃあないなぁ、じゃあ Sunnyside of the street」
「どうしても?」
「どうしても。まさか、これも演奏出来ないってんじゃないやろうね。」
「何失礼なこと言ってくれてんだい。OK、じゃあそれでいこう」
one two,one two three four five…あれっ?
で、はじまった演奏は『TAKE FIVE』でした。
ほんまに融通の効かん奴っちゃなあ…とフィギアに向かって話しかけてる自分が淋しくもあります。
♪片手にデジカメ~ 片手に生ビール~♪
薄暗いのに片手で撮ってブレないわけが無い???
いえいえ、ビール飲んでええ気分になってるワタシにはピントバッチリに見えるんですよ。
ま、この写真がブレて見える人は、ヘベレケになってからもう一度見て下さい。
ピントバッチリに見えまっせ~!!!
Pentax A50mm f1.4/ Canon Powershot G9