どっしりとした落ち着きと風格漂う赤レンガの建物。
ギャラリーCASO前に今は使われていない堂々とした倉庫群が連なってます。
中に入りたいなぁ・・・
垣間見える内部を見ると余計に中に入ってみたくなりますが
周りは柵で囲まれてあって立ち入り禁止となっています。
「タバコ吸わないから、入らせて~」とお願い・・・
え~っと、誰にお願いすればいいのでしょう?
レンガの外壁にクッキリとその存在を示す社章が・・・
住友さん(知り合いではありませんが)に頼めばいいのかしら?
聞くところによると、元来、住友財閥の所有だったのが使われなくなったので、1999年に大阪市が6億円で買い上げたのだとか。
買い上げた後は立入禁止になったままの状態になっているようです。
このあたりの事に詳しい人にお話を伺いました。
何でも耐震性に問題があるとかで開放されていないらしく、補強するにもかなりの資金がいるのだそうです。
「利用率のほとんどない箱物を造るくらいやったら、ここの倉庫群を補強して開放したらいいのに!」
「そういう事は言わないほうが良いです。」
「なんで?」
「大阪市がヘソ曲げて『そんなん言うんやったら、取り壊す』と言い出したら困るでしょ。」
「ああ、なるほど。」
「だから『私たちはこの倉庫群が大好きなんです。後世に残して欲しいんです。』ということを言い続けんとあきません。」
「けど、すぐ近くの古い木造倉庫は営業倉庫として営まれてるみたいですけど・・・。」
「そうです。木造の方が耐震性がない筈なのに営業してる。」
「う~ん。でも、文化施設として一般開放して、もし万一崩れでもしたら大阪市としても責任問題だから慎重にならざるを得ないんでしょうかね。」
「きっと、そうなんでしょう。」
「でも、このまま遊ばせておくのは勿体ないですね。」
「補強費用から今後の維持管理のための資金を提供してくれるスポンサーがいれば良いんですけどねえ。」
「なるほど、苦しい財政の大阪市では補強資金は捻出できないっていうことですね。」
「そうだ。あなた、スポンサーになりません?」
「スポンサーになりませんって、一体補強工事にどれくらいかかるのですか?」
「数億円くらいでしょうね。」
「アハハ。そりゃ私には無理ですわ。」
「ハハハ。聞いた私がバカでしたわ(爆笑)。」
けど、何とか残して欲しい気がします。
地元大阪のアサヒビールかサントリーに買い取ってもらって、お酒飲みながらコンサートが聴けるというような場所になったらええのになぁ(採算が取れるかどうかはわからんけど・・・)
三井住友銀行はアサヒビールの大株主に名前を連ねているし、実現しないかしらねぇ・・・。