明治か大正の頃に建てられたと思われる商船三井築港ビル。
入口の所にStem Galleryと書かれた看板があります。
Stem・・・幹とか茎って言う意味なんかいな?
眺めていると、うちら(内側)から、よろしかったら見学していって下さいとの声。
「すんません。入館料はおいくらなんですか?」
「無料ですよ。NPOがやってますので。」
Stemには茎とか幹の他に、食い止める、流れに逆らって進むという意味があるんやそうです。(知らんかった)
図書や文房具の他にいろいろな小物が置かれてあります。
窓の桟にペンギン君たちが並んで外の様子を眺めています。
パンダ氏は外の様子には全く興味がないようです。
ギャラリーには全国各地のレンガ造りのパネル写真が展示されてありました。
個人の家屋として残っているものや洋酒工場、ビアホール、ホテル、博物館・・・今でも現役で活躍している建造物がけっこうあるのに驚きました。
天井に蛍光灯が付けられているのですが、少し暗めの室内が旧さを演出しているようにも思えます。
それ故に外の右折禁止の看板がものすごく目立ち過ぎてます。
もっとも、目立たないと交通標識の役目は果たせませんけど・・・
交通標識を画面に入れないようにと頑張ってみても、細い窓枠の裏に隠すのは不可能です。
セロ(マジシャンの)さんに来てもらうしかなさそうです。
館内にはたくさんの図書の蔵書があって、座って読むことができます。
このあたりは第二次世界大戦の空襲で当時の建物も随分と壊れてしまったようで、赤レンガの倉庫群のあたりと、この商船三井ビル、そして隣接する天満屋ビルしか残らなかったようです。