1.
7月11日。約一年半ぶりの大宇陀。
前に行った時は早朝の雪の中をブルブル震えながら歩いたけれど、今回は夏の強い日差しの中の散策でした。
中でも、この場所が最も絵になる場所だと思います。
日傘をさした妙齢の女性、あるいはランニングシャツに短パンの自転車にのった少年なんかが通りかかれば更にいい絵になりそうですが…
少しこの場所に立ち止まって、そういう人が通らないか待ってみたのですが、日傘の女性やランニングシャツの少年が現れる前に、私の方が脱水症や熱射病になってしまっては、何をしてるこっちゃわからんので早々とあきらめました。
2.
古城山と宇陀川に挟まれた南北に細長く展開する、城下町から商家町として発展した町並みが今も残されております。
3.
間口の広い家には座敷玄関があり、冠婚葬祭などの特別な時に使われるようですな。
直接、座敷に行けるようになっていて、このような座敷玄関を持つ家では、普段の出入口ではなく座敷玄関の方を『ゲンカン』と呼ぶんやそうです。
じゃあ、普段の出入口はなんと呼ぶのかというと…
すみません。聞き忘れたましたわ。
4.
格子の種類もたくさんあるんやそうで、普通格子、切子格子、親子格子、吹き寄せ格子…
覚えきれませんなあ。
ここのお家は、普通格子のようです。
5.
日よけに朝顔を使ってるお家がけっこうあります。
日本建築の家だとヨシズを使うところも多いように思いますが、こちらはたいてい朝顔ですね。
最近、日よけと収穫を兼ねてゴーヤを栽培するお家も多いようですけど、伝統的建造物保存地区においてはゴーヤより、やはり朝顔がよく似合います。
6.
松山西口関門です。
おそらく吉野から伊勢街道に抜けるための交通の要所であったことから、関所が設けられていたのでしょう。
7.
町の東側から西を向いて撮ったものです。
町並みは南北に長くのびているのですが、道が緩やかにS字を描いていて端から端までおさめるのはちょっと無理ですな。
8.
町には古くから続けられている店舗が多く見受けられます。
清酒・薬・葛…
和菓子などもここに来るか、電話での注文発送でしか買えないものもあります。
9.
この呉服店も古くから営業されているのでしょうかねえ。
10.
町の西側には宇陀川が流れております。
近畿地方の水道の水は、近畿の水がめと言われている琵琶湖からのものが多いようですが、私の所の水道の水は宇陀川水系からひかれてます。
11.
二重格子のお家も見受けられます。
12.
竹矢来のある建物も数多く見受けられます。
矢来は本来、泥やはねが壁の下部にかかるのを防ぐためのものらしいのですが、京都の町屋でも多く見受けられる竹矢来や木矢来は旧い民家とよく合っていて芸術的でさえあります。
13.
宇陀の銘菓のひとつ『きみごろも』。
以前に来たときは、あまりにも朝早く来過ぎて開店してなかったため食べ損ねたので、今回はゆっくりめに家を出ました。
なんか見た目は揚げ出し豆腐のようですけど、
これを肴にちょいと一杯というわけにはまいりません。
何せ和菓子ですから甘いんです。
含むと口の中で溶けていくような感じですが、
実際、食べてもらわないとその感じはわからんでしょうね。
ちなみに外側は卵の黄身だけで包んであるのだとか…。
黄味の衣だから『きみごろも』という名前が付けられたんでしょうね。
14.
きみごろもの製造販売をしている松月堂さんの看板です。
店舗は新しく改装されてますが、看板は創業当初からのもののように見受けられます。
「う~ん、何かピントが後方の樽あたりにきてるような気がするんですけど?」
「いや、それは、きっと目の錯覚です。」
15.
薬、吉野葛、和菓子…
『宮内省御用達』の店も何店舗かあるようです。
吉野葛というと吉野という印象があるのですが、精製は大宇陀の方が歴史があるようです。
逆に宇陀和紙は吉野の方が盛んなのだとか…
本来なら宇陀葛、吉野和紙となるんでしょうけど…
16.
ちなみに2008年2月24日に散策した時の大宇陀はこんな感じでした。
17.
早朝ブルブル震えながら、凍結した道に足をとられないように気をつけての散歩。
18.
朝早く行き過ぎたので、どこのお店も閉まっていて困ったっけ。
自販機で買ったホットレモンがとても美味しかったのを覚えてます。
PENTAX K-7 with DA16-45㎜ f4 / DA 55-300㎜ f4-5.6 (1-15)
PENTAX K10D with DA16-45㎜ f4 (16-18)
7月11日。約一年半ぶりの大宇陀。
前に行った時は早朝の雪の中をブルブル震えながら歩いたけれど、今回は夏の強い日差しの中の散策でした。
中でも、この場所が最も絵になる場所だと思います。
日傘をさした妙齢の女性、あるいはランニングシャツに短パンの自転車にのった少年なんかが通りかかれば更にいい絵になりそうですが…
少しこの場所に立ち止まって、そういう人が通らないか待ってみたのですが、日傘の女性やランニングシャツの少年が現れる前に、私の方が脱水症や熱射病になってしまっては、何をしてるこっちゃわからんので早々とあきらめました。
2.
古城山と宇陀川に挟まれた南北に細長く展開する、城下町から商家町として発展した町並みが今も残されております。
3.
間口の広い家には座敷玄関があり、冠婚葬祭などの特別な時に使われるようですな。
直接、座敷に行けるようになっていて、このような座敷玄関を持つ家では、普段の出入口ではなく座敷玄関の方を『ゲンカン』と呼ぶんやそうです。
じゃあ、普段の出入口はなんと呼ぶのかというと…
すみません。聞き忘れたましたわ。
4.
格子の種類もたくさんあるんやそうで、普通格子、切子格子、親子格子、吹き寄せ格子…
覚えきれませんなあ。
ここのお家は、普通格子のようです。
5.
日よけに朝顔を使ってるお家がけっこうあります。
日本建築の家だとヨシズを使うところも多いように思いますが、こちらはたいてい朝顔ですね。
最近、日よけと収穫を兼ねてゴーヤを栽培するお家も多いようですけど、伝統的建造物保存地区においてはゴーヤより、やはり朝顔がよく似合います。
6.
松山西口関門です。
おそらく吉野から伊勢街道に抜けるための交通の要所であったことから、関所が設けられていたのでしょう。
7.
町の東側から西を向いて撮ったものです。
町並みは南北に長くのびているのですが、道が緩やかにS字を描いていて端から端までおさめるのはちょっと無理ですな。
8.
町には古くから続けられている店舗が多く見受けられます。
清酒・薬・葛…
和菓子などもここに来るか、電話での注文発送でしか買えないものもあります。
9.
この呉服店も古くから営業されているのでしょうかねえ。
10.
町の西側には宇陀川が流れております。
近畿地方の水道の水は、近畿の水がめと言われている琵琶湖からのものが多いようですが、私の所の水道の水は宇陀川水系からひかれてます。
11.
二重格子のお家も見受けられます。
12.
竹矢来のある建物も数多く見受けられます。
矢来は本来、泥やはねが壁の下部にかかるのを防ぐためのものらしいのですが、京都の町屋でも多く見受けられる竹矢来や木矢来は旧い民家とよく合っていて芸術的でさえあります。
13.
宇陀の銘菓のひとつ『きみごろも』。
以前に来たときは、あまりにも朝早く来過ぎて開店してなかったため食べ損ねたので、今回はゆっくりめに家を出ました。
なんか見た目は揚げ出し豆腐のようですけど、
これを肴にちょいと一杯というわけにはまいりません。
何せ和菓子ですから甘いんです。
含むと口の中で溶けていくような感じですが、
実際、食べてもらわないとその感じはわからんでしょうね。
ちなみに外側は卵の黄身だけで包んであるのだとか…。
黄味の衣だから『きみごろも』という名前が付けられたんでしょうね。
14.
きみごろもの製造販売をしている松月堂さんの看板です。
店舗は新しく改装されてますが、看板は創業当初からのもののように見受けられます。
「う~ん、何かピントが後方の樽あたりにきてるような気がするんですけど?」
「いや、それは、きっと目の錯覚です。」
15.
薬、吉野葛、和菓子…
『宮内省御用達』の店も何店舗かあるようです。
吉野葛というと吉野という印象があるのですが、精製は大宇陀の方が歴史があるようです。
逆に宇陀和紙は吉野の方が盛んなのだとか…
本来なら宇陀葛、吉野和紙となるんでしょうけど…
16.
ちなみに2008年2月24日に散策した時の大宇陀はこんな感じでした。
17.
早朝ブルブル震えながら、凍結した道に足をとられないように気をつけての散歩。
18.
朝早く行き過ぎたので、どこのお店も閉まっていて困ったっけ。
自販機で買ったホットレモンがとても美味しかったのを覚えてます。
PENTAX K-7 with DA16-45㎜ f4 / DA 55-300㎜ f4-5.6 (1-15)
PENTAX K10D with DA16-45㎜ f4 (16-18)